新技術紹介

材料 … 地下空洞充てん工法(スペースパック工法)

株式会社 大林組

技術の概要

技術の概要

「スペースパック工法」は、トンネルの覆工背面空隙などの地下空洞を隙間なく充てんする目的で開発された1液性可塑状グラウト工法で、全材料を練り混ぜた1液性グラウトを1台のポンプで圧送する裏込め注入工法です。また収縮率の改善を行い、極めて小さい収縮量を可能としました。東海旅客鉄道仕様および東・中・西日本高速道路仕様の適合品です。

●製造方法
特殊増粘材スラリーにセメント、膨張剤などを混合して製造します。製造設備がコンパクトなため、坑内・坑外のどちらでも製造可能です。覆工背面以外の地下空洞には、アジテータ車を使用して製造可能なモルタル配合タイプもお選びいただけます。


技術の概要

適用箇所

水中または湧水のある地下空洞部

トンネル覆工コンクリート背面空隙部

URT やパイプルーフの空隙部

特徴及び優位性

高価な材料・特殊機械を使用しないため、同等性能の他の可塑状グラウトに比べて低コストです。

可塑性限定注入のため材料ロスの少ない経済的な工法です。

使用条件に応じた配合・グレードの設定が容易に出来ます。(流動性保持時間・強度・水中分離抵抗性など)

水中分離抵抗性が高く水中または湧水のある空洞部注入でも、安定した品質を確保できます。

可塑状でありながら長距離圧送(500m)が可能なためトンネル坑内の施工設備を最小限にすることができます。

現場状況によって製造システムの選択が可能です。(現場プラント方式・アジテータ車方式)

注入後の材料収縮が極めて小さいため、より確実に空洞を充填できます。

施工実績

  • 鉄道トンネル超低土被り部盛土工事(2002.11) 新潟県 340㎥
  • 発電所水圧鉄管路補修工事(2006.8) 岐阜県 96㎥
  • 鉄道トンネル裏込注入工事(2007.2) 東海旅客鉄道 229㎥
  • 道路トンネル裏込注入工事(2010.3) 神奈川県内 132㎥
  • 道路トンネル裏込注入工事(2013.6) 中日本高速道路 1,537㎥
  • 放水路トンネル補強工事(2014.12) 北海道内 30㎥
  • 鉄道トンネル裏込注入工事(2015.11) 東海旅客鉄道 114㎥
  • 工業用水埋設管漏水対策工事(2015.12) 茨城県内 10㎥
  • 鉄道高架橋耐震補強工事(2016.2) 東日本旅客鉄道16㎥
  • 河川堤防遮水工事(2016.2) 千葉県内 6㎥
  • 鉄道トンネル裏込注入工事(2016.3) 東海旅客鉄道 204㎥