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鉄道ACT研究会 鉄道建設改良技術の向上を目指して

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建設汚泥リサイクルシステム

五洋建設株式会社

  • 技術の概要


    建設汚泥リサイクルシステムとは開削工事や杭基礎工事にて発生する廃棄物処理対象土(建設汚泥)を改良するリサイクル工法です。改良手順としては水分を多く含んだ建設汚泥(高含水泥土)を特殊造粒ミキサに投入した後、特殊固化材を添加して粒状に改良します。特殊固化材とは吸水凝集効果のある水溶性ポリマーと固化効果のあるセメント分を混合した添加材のことです。造粒物は数日で強度が発現し、内部摩擦角や締固め具合などは通常の砂と同等の性状を示します。

    【施工例】

    施工例

    【改良土(造粒物)の物性・強度例】
    試験名 物性名 単位 数値
    土の透水試験 透水係数 cm/s 10-2~10-3
    土の締固め試験 最大乾燥密度
    最適含水比
    g/cm3
    1.2~1.4
    20~30
    土のCD 三軸圧縮試験 内部摩擦角
    粘着力

    kN/m2
    38~43
    10~50
    CBR 試験 設計CBR 値
    修整CBR 値

    20~40
    20~30
  • 適用箇所


    1. 埋戻し材、盛土材、路床材等として適用できます。

  • 特徴及び優位性


    1. 建設汚泥を再生砂として利用

      通常は産業廃棄物として処理する建設汚泥をリサイクル材として活用できます。

    2. 改良直後に運搬可能

      強度発生が早いため、改良直後に運搬車両への積込みが可能です。

    3. 砂と同程度の透水性の良い地盤の形成が可能

      改良後の粒度分布が土砂と同程度となり透水性が高まります。

  • 施工実績


    施工箇所 施工時期 汚泥発生工事 数量(m3) 改良後の利用先
    宮崎県 H20年度 トンネル 100 他現場に盛土材として再利用
    広島市 H15年度 杭基礎 4,000 現場内に埋戻し材として再利用
    福岡県 H15年度 トンネル 100 現場内に埋戻し材として再利用
    広島県 H15年度 トンネル 650 造成盛土材として再利用
    早来町 H14年度 泥水式推進 200 現場内に埋戻し材として再利用
    鹿児島県 H14年度 トンネル 2,000 現場内に埋戻し材として再利用
    伊東市 H13年度 トンネル 1,000 現場内に埋戻し材として再利用
    広島市 H13年度 水路掘削 2,000 現場内に埋戻し材として再利用
    広島県 H13年度 浚渫 35,000 現場内に埋戻し材として再利用
    松山市 H13年度 泥水式推進 400 現場内に埋戻し材として再利用

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