新技術紹介

補修補強技術 … CBパネル工法

(公財)鉄道総合技術研究所
東急建設株式会社
株式会社ホクコン

技術の概要

技術の概要

CBパネル工法(Combination Panel)は、プレキャストパネルを埋設型枠として既設柱の周囲に配置し、既設柱との隙間に高強度繊維補強モルタルを充填して一体化させる高架橋等の柱部材の巻立てによる耐震補強工法です。

本工法では補強鉄筋の組立と型枠作業を省略し、現場での溶接や塗装を不要とするなど省力化することで、短期施工を実現しました。また、従来の鋼板巻立て工法では困難であった狭隘部での施工を可能にし、RC巻立て工法で見られるひび割れ発生のリスクを解消しました。

技術の概要

適用箇所

鉄道RCラーメン高架橋柱、開削トンネルRC中柱など、4面に補強材が配置できる場合。 但し、じん性補強に対しては、柱幅1400mm程度まで。

特徴及び優位性

パネルは1枚20kg以下、組立に重機は不要で狭隘部で人力施工が出来ます。

パネルの組立は充電式インパクトレンチによるボルト接合のため簡便であり、溶接といった特殊技能が不要かつ品質管理も容易です。

プレミックスモルタルと鋼繊維は一定量が袋詰されており、所定の水を加えてミキサーで練る混ぜることで、誰でも安定した品質のモルタルを製造することが出来ます。

鉄筋工・溶接・モルタル吹付け・接着・塗装作業などを行わないため、騒音、火気、粉塵および臭気など、周辺環境への負荷の少ない工法です。

工場製作されるパネルには、RC巻立てやモルタル吹付けなどに見られる収縮ひび割れの発生リスクがありません。

レジンモルタル製のパネルは腐食せず、劣化因子を通さないため耐久性に優れることに加え、使用する鋼材やボルトには予め腐食対策が施されているため、巻立て鋼板の定期的な塗装の塗り直しといった特別な維持管理を必要としません。

繊維補強モルタルと鋼材が補強材として働き、パネルと鋼材が型枠支保工を兼ねています。鉄筋や型枠作業を省略できるため、迅速な施工が可能です。

施工実績

  • 鉄道RCラーメン高架橋柱 施工本数 237本(2017年12月現在)