ピンナップ®工法
公益財団法人 鉄道総合技術研究所
株式会社大林組
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技術の概要
ピンナップ工法は既存の石積壁を対象とした補強工法であり、軽量・コンパクトで簡易な施工方法により耐震性の向上を図れます。本工法は石積壁の変形・崩壊メカニズムに基づき考案されています。間知石と裏グリ石を一体化した固化体を裏グリ石層内に複数個所造成することにより、地震時における石積壁の崩壊の主な要因と考えられる裏グリ石のゆるみを防止し、石積壁の耐震性向上を図るものです。
●石積壁の変形・崩壊メカニズムを考慮した補強方法
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適用箇所
自立性を有する地山の前面に施工された石積壁の耐震補強
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特徴及び優位性
- 施工機械が軽量・コンパクト
施工機械が小さく済むため、大規模な足場を必要としません。また、狭隘な場所での施工が可能です。
- 排水機能の保持
裏グリ石の部分的な固化で済むため、裏グリ石層の排水性を保持します。また、部分的な固化であるため経済性に優れます。
- 景観に配慮
補強箇所が目立たず、景観を損ないません。
- 施工機械が軽量・コンパクト
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施工実績
- 石積壁の補強
(東日本旅客鉄道、西日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、東京地下鉄)
- 石積壁の補強