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鉄道ACT研究会 鉄道建設改良技術の向上を目指して

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リフレッシュ・シャワー工法

株式会社鴻池組

飛島建設株式会社

  • 技術の概要


    コンクリート床版の漏水は、雨水等が床版上を流下・滞留しているとき、床版に発生しているひび割れや打ち継ぎ目で接着の弱い部分から浸入し、損傷部分等を伝って下面や側面に現れます。
    本工法は床版上面から行う漏水補修工であり、バラストを除去することなく、軌道上から含浸止水材を散布するだけで床版止水を施す合理的な工法です。鉄道高架橋のバラスト上に散布した含浸止水材が雨水等の水と一緒に、コンクリート床版上に発生しているひび割れ等損傷部分に浸透することにより、コンクリート中の水酸化カルシウムと反応し、損傷部分にCSH系結晶を生成します。生成されたこの結晶体が損傷部分に充填することにより、目詰まりを起こし漏水を抑制します。使用する含浸止水材は、珪酸ナトリウムを主成分とし、これに触媒性薬剤を含んだ水溶液もしくは顆粒状の止水材です。

    工法フロー、散布フロー

    タイプ2

    散布量は、

    1. 1次散水:散水量は10~15kg/m2

    2. 止 水 材:散布量は0.5kg/m2

    3. 2次散水:止水材と同量程度

    上記を標準量とし、状況により変化します。

    1次散水状況→止水材散布

    施工前 → 施工後

  • 適用箇所


    1. バラストを伴うコンクリート床版

  • 特徴及び優位性


    1. バラストに直接散布するだけで、水分移動に伴って漏水経路をたどってコンクリートの損傷部分に浸透し、空隙部分をCSH系結晶で目詰まりさせることにより、漏水を抑制します。

    2. 砕石に付着残留した含浸止水材は、後の降雨により床版へ再散布され、コンクリートのひび割れ部に効率的に供給されます。

    3. 流入側から水の浸入を抑制するため、構造物の耐久性の向上に寄与するとともに、漏水に起因する苦情やメンテナンス作業を大幅に低減することが出来ます。

    4. 含浸止水材は、コンクリート内部に存在するカルシウム成分にのみ反応するため、バラストの機能を阻害する心配はありません。

    5. 止水材は液体・顆粒タイプがあり、散布箇所やバラスト等の状況により最適な薬剤を選択できます。

    6. 特別な機械・大きな機械を必要としないため、時間の制約を受ける作業に適しています。

    7. 無機系材料を使用しているため、無害・安全であるとともに、材料の劣化はほとんどありません。

  • 施工実績


    工事名称 発 注 者 施工時期
    山陽線浄泉寺前BV修繕工事 JR西日本 H20.04
    北上大橋橋梁床版止水対策試験工 岩手県 H20.06
    新八代St 高架橋リフレッシュシャワー補修工事 JR九州 H20.11
    大阪外環状線俊徳南地区高架橋新設他工事 JR西日本 H21.03
    広島高速2 号線鋼上下部工事 広島高速道路公社 H21.08
    鶴舞・金山間大清水架道橋防水修繕工事 JR東海 H23.03
    管内橋梁補修その1工事 北陸地方整備局 H25.10
    小幌・礼文間新礼文川B橋台修繕 JR北海道 H26.09
    板荷~下小代間 鹿沼今里架道橋修繕工事 東武鉄道 H27.02
    小佐越~鬼怒川温泉間 暗渠修繕工事 東武鉄道 H27.08
    熊本高架防水工 JR九州 R02.02

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