薄板多層巻き耐震補強工法
東日本旅客鉄道株式会社
東鉄工業株式会社
デンカ株式会社
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技術の概要
高架柱等の柱部材に薄い補強鋼板を接着剤により貼り付けて、所要層数まで巻き立てることにより十分な耐震性能を与える耐震補強工法です。店舗等の高架下利用箇所においても重機械等を使用せずに人力で施工できます。また、補強部材厚を小さくできることから、補強後の柱占有面積の増加を抑えることができます。
工法の概念図
施工フロー
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適用箇所
高架下を店舗・倉庫等で利用しており、狭隘および支障物のある箇所におけるRC高架橋柱等
高架下を店舗・倉庫等で利用しており、補強後の柱占有面積をなるべく小さくしたいようなRC高架橋柱等
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特徴及び優位性
- 耐震性能
従来工法(鋼板巻き耐震補強等)と同等の耐震性能を有します。
- 施工条件
従来工法と比較し、重機械が不要で、人力施工が可能です。
- 仕上がり寸法
補強部材厚を可能な限り小さくすることができるため、特に店舗内において補強後の柱占有面積の低減化を図ることができます。
- コストダウン
既設柱周りに支障物等のある場合でも、大掛かりな支障移転・復旧等が不要なためコストダウンが可能です。
- 耐震性能
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施工実績
- ラーメン高架橋耐震補強 施工本数 約50 本(JR東日本他)
(2021 年4 月現在)
- ラーメン高架橋耐震補強 施工本数 約50 本(JR東日本他)