斜め鋼材あと挿入耐震補強工法
東日本旅客鉄道株式会社
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技術の概要
堤体内に位置する橋脚など地中にく体が深く埋まっている橋脚の耐震補強をする際に、地上から橋脚く体を斜め下方に削孔した後、補強鋼材を挿入し、充填材を充填することにより一体化することで、橋脚の曲げおよびせん断補強をする工法です。地上からく体削孔、補強鋼材の配置および充填作業を行うことができるため、橋脚周りを掘削することなく補強ができます。これにより、大幅な工期短縮や工事費の低減が図れます。
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適用箇所
地中にく体が深く埋まる掘削が困難な橋脚
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特徴及び優位性
- 耐震性能
橋脚く体のせん断耐力を向上します。
- 施工条件
河川堤体内に位置する橋脚であっても堤体に影響を与えずに施工できます。
- コストダウン
大規模な掘削を伴わないため、仮土留めなどが不要となります。
- 耐震性能
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施工実績
斜め鋼材あと挿入耐震補強工法 施工実績 6 基(JR東日本)(2021 年4 月現在)
- 上越新幹線 堀之内沢橋りょう
2P
- 東北新幹線 第2葉坂橋りょう
3~5P
- 東北新幹線 第8小鶴高架橋
2P
- 中央線 小沢川橋りょう
5P
- 上越新幹線 堀之内沢橋りょう