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鉄道ACT研究会 鉄道建設改良技術の向上を目指して

PR対象工法

立体交差

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HEP工法

東日本旅客鉄道株式会社

鉄建建設株式会社

株式会社ジェイテック

日本ケーモー工事株式会社

JR東日本コンサルタンツ株式会社

  • 技術の概要


    HEP(High Speed Element Pull)工法は、線路および道路下横断工事を短期間に施工するためのエレメント掘進工法であり、掘進方法により刃口けん引タイプ、刃口推進タイプおよび地盤切削タイプに分類される。
    刃口けん引タイプは、到達側に設置したけん引装置で、掘削装置に定着したPC鋼より線を引っ張ることにより、掘削装置に直結されたエレメントを発進側から引き込む工法である。

    HEP工法概念図

    HEP工法概念図

    けん引装置(連続けん引ジャッキ)

    けん引装置(連続けん引ジャッキ)

    掘削装置(オーガータイプ)

    掘削装置(オーガータイプ)

    掘削装置(広幅バケットタイプ)

    掘削装置(広幅バケットタイプ)

    刃口推進タイプは、発進側に設置した推進装置で、エレメント内に内装された推進用部材を推進することにより、刃口を介して連結したエレメントを間接的にけん引する工法である。

    推進装置

    推進装置

    刃口およびカッター

    刃口およびカッター

    地盤切削タイプ 刃口

    地盤切削タイプ 刃口

    地盤切削タイプは、刃口の先端に設置した切削ワイヤーにより地盤および支障物を切削しながら人力掘削することで、軌道への影響を抑えた工法である。

  • 適用箇所


    1. 線路および道路下横断構造物構築に用いるエレメント等の掘進

  • 特徴及び優位性


    1. 施工条件に応じた掘進方法および排土方法の選定による施工速度の向上

    2. 到達側から引き込むため施工精度が向上(刃口けん引・地盤切削タイプ)

    3. 大きな反力設備を不要とする簡易なけん引装置(刃口けん引・地盤切削タイプ)

    4. 駆動部を内蔵した小型の掘削装置(刃口けん引タイプ)

    5. 施工管理のシステム化により的確な施工管理が可能

    6. 支障物の押し込みや支障物撤去に伴う過堀りに起因する軌道影響の低減が可能(地盤切削タイプ)

    ※ HEP&JES 工法は、平成12年11月に(財)先端建設技術センターから技術審査証明を取得

    ※ HEP&JES 工法は、平成13年度土木学会技術開発賞を受賞

    ※ 地盤切削タイプは、平成27年度土木学会技術賞を受賞(二ツ家Bv)

  • 施工実績


    1. 東海道本線柱町Bv 改築

    2. 名神高速道路藤下地区地下横断函渠工事

    3. いわて沼宮内・御堂間第6北上川B改築

    4. 上越線塩沢・六日町間樋渡Bv 新設

    他131箇所(2021年9月現在)

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