任意深度定着型仮締切り工法<D-flip工法>
第一建設工業株式会社
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技術の概要
本工法は、従来の鋼矢板等を使用した仮締切り工法に比べ、仮締切り設備の省力化・小規模化により仮設工事の工期短縮やコストダウンを図れます。
任意深度定着型仮締切り工法と表現している様に、既設橋脚外周の任意の高さ（深さ）で仮締切り設備を固定してドライな空間を構築するため、鋼矢板工法の様な河床条件（地盤の硬さ、護床工等）に影響される事が無く、更に大型重機械作業も不要となります。ライナープレートと底版で構成した仮締切り設備
ライナープレート沈設前
ライナープレート沈設完了
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適用箇所
河川の流水部や湖沼、港湾に位置する橋脚等の構造物。（円形断面及び小判形断面に適用可）
地盤が硬質で仮桟橋の親杭打設や鋼矢板等による仮締切りが困難な箇所。
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特徴及び優位性
補修・補強工事に必要な範囲に限定した仮締切りにより、仮締切り設備の小規模化と施工の省力化が図れます。
仮締切りの小規模化に伴うコストダウンと工期短縮が可能です。
仮締切り材の河床等地盤への貫入が不要のため、河床条件に左右されません。
（地盤条件や護床工等）
部材の分割化により人力施工が可能です。
（仮締切り構造部材を人力で持運び出来る様に、部材を50ｋｇ以下で加工し軽量化）
施工は水深8.0ｍ以下での止水構造及び底版構造です。
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施工実績
- 富根・二ツ井間米代川橋りょう１Ｐ（下り線）外２橋脚耐震工事（３Ｐ）
2016. 9～2017.3
- 信越本線来迎寺前川間信濃川橋りょう橋脚耐震補強その２（３Ｐ）
2018. 9～2019.4
- 信越本線来迎寺前川間信濃川橋りょう橋脚耐震補強その２（４Ｐ・５Ｐ）
2019.10～2020.3
- 富根・二ツ井間米代川橋りょう(下線)４Ｐ外1 橋脚耐震補強工事（４Ｐ・５Ｐ）
2020. 9～2021.4
- 富根・二ツ井間米代川橋りょう１Ｐ（下り線）外２橋脚耐震工事（３Ｐ）
