本設利用PC工事桁工法
鉄建建設株式会社
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技術の概要
線路下に構造物を新設する場合、工事桁工法が多く用いられていますが、本設利用PC工事桁工法ではPC(プレストレストコンクリート)桁を使用し、工事完了後は撤去せずそのまま本設構造物として利用します。
左右の主桁に横桁(3カ所)と組立部材数を減らし、事前に設置したストッパー等を定規にして、夜間短時間に桁1連を分割架設/一括架設する工法です。 -
適用箇所
盛土駅のラーメン高架橋化や自由通路の設置工事
軌道階を含む駅ビル建設
小河川/排水路の改修や桁架替工事
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特徴及び優位性
工事桁の撤去、軌道復旧が不要であり工期短縮とコストダウンが図れます。
支承台等を事前設置しておき、桁1連を1線路閉鎖間合い(3.5~4.0h)で架設します。
ゴム支承のPC桁であり、仮設時は鋼桁に比し列車騒音の低減が図れます。
完成形は、構造物への振動伝達を少なくできます。
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施工実績
- 中央線連立事業東小金井駅仮自由通路
(工事桁3 線×1 連=3 連)
- 新宿南口基盤整備事業
(5 線×10~12 連=56 連)
- 五反田駅改良工事
(4 線×2 連=8 連)
- 京阪榎並第3 架道橋桁架替工事
(4 線×1 連=4 連)
- 高徳線 古高松南・八栗口間 戎川橋りょう改良工事
(1 線×1 連=1 連)
- 岩松・諫早間水車川B橋桁取替
(1 線×1 連=1 連)
他
- 中央線連立事業東小金井駅仮自由通路