REED工法
前田建設工業株式会社
JFEスチール株式会社
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技術の概要
REED工法は、橋脚の主方向鉄筋をすべてコンクリートとの付着性能がすぐれた突起付きH形鋼(ストライプH)に置き換えるとともに、型枠として脱型作業を省略できるプレキャスト埋設型枠(SEEDフォーム)を用いることにより、橋脚施工の急速化、省人化、省力化、省スペース化を可能とした工法です。REED工法においては、橋脚の構築は、①突起付きH形鋼の建込み、②地上で組み立てたプレキャスト型枠の設置、③コンクリートの打設、の3つに単純化された作業を必要回数繰り返すことにより行います。
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適用箇所
高架橋、橋梁下部工の橋脚の施工
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特徴及び優位性
- 工期短縮
型枠の脱型が不要なこと、高所での鉄筋組立作業がないこと、コンクリー ト打設後速やかに次工程に移行できることにより、工期を1/2~1/4 に短縮できる。
- 安全性の向上
高所作業や繁雑な作業が少ないため安全性が向上する。
- 耐久性の向上
橋脚表面に工場製品で高強度のプレキャスト埋設型枠を配置しているため、耐久性の優れた橋脚を構築できる。
- 地球環境保護への対応
合板型枠を使用しないため、南洋材の保護に貢献出来ると共に現場における型枠廃材などの産業廃棄物の発生量を大幅に低減できる。
- 工期短縮
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施工実績
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東日本旅客鉄道(株) 東北幹沼宮内BL他工事
平成12 年5 月~11 月
- 香港KCRC(九廣鐵路) West Rail 高架橋工事
平成12 年8月~11 月
- 日本鉄道建設公団 九州新幹線宮地BL工事
平成13 年2 月~10 月
- 北陸新幹線、梯川橋梁他工事
令和2 年3 月~令和2 年7 月
- 広北陸新幹線第1南福井高架新設他工事
令和2 年6 月~令和2 年9 月 計74 件
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東日本旅客鉄道(株) 東北幹沼宮内BL他工事