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トラス鉄筋付ハーフプレキャスト床版工法

飛島建設株式会社

前田建設工業株式会社

日本カイザー株式会社

  • 技術の概要


    高架橋の床版は、通常は支保・型枠を設けることにより構築するため、工期や作業ヤードの確保など多くの問題点を有していました。本工法は、プレストレスを導入した床板設計厚の半分以下のトラス鉄筋付プレキャスト版を架設し、これを支保・型枠兼用とし、場所打コンクリートを打設する事で一体の床版を構築する、大幅な合理化を目指した床版工法です。プレキャスト版にトラス鉄筋を配置することにより、プレキャスト版と場所打コンクリートとの一体性確保,支保・型枠としてのプレキャスト版の剛性向上,現場配筋時のスペーサーとしての利用などの効果があります。また新しいプレキャスト版間継手の開発により従来困難であったプレキャスト版同士の連続性を確保しました。
    なお、本工法による高架橋床版の設計・施工に関しては、「トラス鉄筋付プレキャスト版を用いた鉄道ラーメン高架橋スラブの設計・施工指針」(前田建設工業㈱・飛島建設㈱・日本カイザー㈱ 発行 平成24 年12 月)が発刊されています。

    プレキャスト版間継手

  • 適用箇所


    1. 鉄道高架橋、その他床版

  • 特徴及び優位性


    1. 工期の短縮

      型枠・支保がほとんど不要なため、工期短縮が見込める。

    2. 直上施工における優位性

      型枠・支保がほとんど不要なため、営業線直上施工の場合でも安全かつ効率的に高架橋床版が構築できる。

    3. ライフサイクルコストの低減

      初期コストは在来工法とほぼ同等である上、疲労耐久性が高いため長期間の使用に耐えることができ、ライフサイクルコストの低減を図ることができる。

    4. 品質の向上

      工場で製作されるプレキャスト製品であるため、鉄筋のかぶりやコンクリート強度、出来形等の品質が安定している。

  • 施工実績


    1. 高蔵寺駅愛環鉄道中央線Bi ほか新設

      平成14年8月~平成15年3月(東海旅客鉄道株式会社)

    2. 大阪外環状線久宝寺工区高架橋他

      平成14年4月~平成19年2月(西日本旅客鉄道株式会社)

    3. 京急蒲田駅付近連続立体交差事業 第3,4,6,7,8 工区 本線土木工事

      平成18年10月~平成23年7月(京浜急行電鉄株会社)

    4. JR 渋谷駅改良(南)1

      平成29年5月(東日本旅客鉄道株式会社)

    5. 長崎高架浦上駅部Bl 新設他3 他2 工区

      平成30年3月~令和1年10月(九州旅客鉄道株式会社)

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