menu

鉄道ACT研究会 鉄道建設改良技術の向上を目指して

PR対象工法

基礎工

  • お問い合わせ
HOME > PR対象工法一覧 >基礎工 > J-WALLⓇⅡ工法

J-WALLⓇⅡ工法

株式会社大林組

ジェコス株式会社

JFEスチール株式会社

  • 技術の概要


    J-WALLⅡ工法は、合成構造用鋼矢板(製品名:ビートルパイル®)を仮設土留め壁として利用し、地盤掘削後に鉄筋コンクリートと一体化させることにより、本設の合成壁を構築する工法です。従来の場所打ち鉄筋コンクリートによる土留め壁と比較して、仮設-本設兼用構造となる本工法では、壁厚を縮小し、敷地の有効利用が可能です。また、本設壁の施工数量を削減し、工期短縮やコストダウンを実現します。

    図-1 J-WALLⅡ工法による地下壁

    図-1 J-WALLⅡ工法による地下壁

    図-2 ビートルパイル®の形状

    図-2 ビートルパイル®の形状

    図-4 敷地有効利用の例

    図-4 敷地有効利用の例

    図-3 J-WALLⅡ工法の構造断面

    図-3 J-WALLⅡ工法の構造断面

    (a) 立体交差斜路部

    (a) 立体交差斜路部

    (b) 地下通路

    (b) 地下通路

    図-5 適用イメージ

  • 適用箇所


    1. 開削トンネル、アンダーパス、地下ピット等における小・中深度の本設地下外壁、擁壁

  • 特徴及び優位性


    1. 一体壁構造

      ビートルパイルと後打ち鉄筋コンクリート部とを合成した地下壁で、従来の仮設-本設別構造と比べて、一体構造として高剛性、高耐力を発揮し、薄壁化を実現します。

    2. 敷地有効利用

      ビートルパイルを仮設-本設兼用とすることで、仮設-本設別構造となる従来工法と比べ必要施工幅および壁厚を縮小できるため、限られた敷地内で構造物を最大限の広さに築造でき、敷地を有効利用することが可能です。

    3. 近接・狭隘地施工

      ビートルパイルを仮設-本設兼用とすることで型枠としての機能も果たし、外足場等の仮設物の設置を削減できるため、近接施工および狭隘地施工が可能です。

    4. 止水性

      ビートルパイル(鋼材)を背面一面に配しているため、コンクリートにひび割れが発生した場合においても、一般的な鉄筋コンクリート壁と比較して高い止水性を発揮します。また、ビートルパイルの継手部に止水材を塗布すれば、より高い止水性を発揮できます。

  • 施工実績


    1. 香川県庁舎東館耐震改修工事での免震レトロフィット工法における地下壁にて採用。

    2. JFE スチール(株)東日本製鉄所(千葉地区)での設備基礎の地下壁にて採用。

Copyright © 2022 rail-act. All Rights Reserved.