新技術紹介

基礎工 … 曲り削孔を用いた液状化対策工法

五洋建設株式会社
ライト工業株式会社

技術の概要

近年、耐震基準の改訂により、より大きな地震動に対する構造物の安定が要求されている。新設の構造物に関しては、これらの基準が適用され、耐震性に優れたものが建造されている。多くの既設の構造物に関しても新しい基準に適応させる必要があるが、特に構造物基礎の耐震性を強化することは、コスト面などから非常に困難であった。本工法は、既設構造物基礎の液状化対策を目的とするものである。特に曲り削孔を用いることにより構造物の側面からの地盤改良を可能とした。

技術の概要

適用箇所

液状化が予想される既設構造物直下の基礎

特徴及び優位性

溶液型薬液を地盤内に浸透させることにより,地盤の液状化を防止

浸透性が高く,かつ恒久性を有する溶液型の薬液(活性シリカ)を使用する

浸透性の高い薬液の使用により,上部の構造物へ与える変位などの影響が小さい

小型ジャイロを用いた精度の良い掘削方式により,杭基礎の直下でも地盤改良が可能

1本の掘削ラインに水平面で2カ所,鉛直面で2カ所の曲り点を設置することが可能

最大160m,R=60mの掘削施工が可能

施工実績

施工実績
写真-1 施工状況(八代港 第2次工事)

  • A社タンク基礎直下の液状化対策
    (H17年度)地盤改良:4,846㎥
  • 国土交通省九州地方整備局
    八代港(外港地区)岸壁 改良工事(H19年度)
    地盤改良:9,446㎥
  • 同上(H20年度)地盤改良:9,382㎥
  • 同上(H20年度)第二次工事 地盤改良:1,530㎥