新技術紹介

基礎工 … 孔壁防護併用場所打ち杭工法

東日本旅客鉄道株式会社
鉄建建設株式会社

技術の概要

 

技術の概要従来、線路に近接して場所杭打ち杭を施工する場合、孔壁の崩壊による軌道への影響が懸念されるため、薬液注入などの地盤強化を必要とする場合がありました。この場合、薬液注入工は事前施工となり、夜間作業中心となることから、費用・工期ともに増大する一因となっていました。
これらの問題点を解消するため、杭孔掘削と孔壁防護を同時に施工することができる孔壁防護併用場所打ち杭工法(機械名称:ポータルJET32)を開発いたしました。
本工法は、杭孔掘削と同時に軌道影響範囲(地上より深度10m 程度)に孔壁防護材(ライナープレート)を沈設させることで、掘削の進行にあわせて即時に孔壁を保護することができ、杭孔掘削作業の安全性が向上します。
孔壁防護材背面には、裏込め材を充填します。裏込め材は、超遅硬性のグラウト材を使用しており、支障物出現等の不意の掘削中断にも対応できます。
孔壁防護区間終了後はビットを縮径し、必要杭径のみ掘削するので経済的です。

技術の概要

適用箇所

軌道等の重要構造物に近接した崩壊しやすい地山での場所打ち杭施工

特徴及び優位性

・工期・コスト
崩壊性の高い地山において線路近接で場所打ち杭を施工する場合、本工法は、掘削と同時に孔壁を防護するため、夜間作業での地盤改良等の補助工法が不要となり、コスト・工期に優位性があります。

・品質・安全
本工法は、孔壁防護材により物理的に孔壁を防護するので安全性が向上します。また、掘削管理システムを標準装備しており、掘削時の施工データを可視化・記録で
き、次の施工にフィードバックさせることが可能です。さらに孔内水位管理システムと連動
させることで、より安全で高品質な場所打ち杭の施工が可能です。

施工実績

技術の概要
  • 千葉駅改良工事(杭径φ3.0m 杭本数5 本)
  • 新潟駅付近高架化工事(杭径φ2.8m 杭本数17 本)
    累計22 本