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鉄道ACT研究会 鉄道建設改良技術の向上を目指して

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ストランド場所打ち杭工法

大成建設株式会社

鹿島建設株式会社

東日本旅客鉄道株式会社

  • 技術の概要


    ストランド場所打杭工法は、主鉄筋に可撓性のあるフレキシブルなストランドを用いることにより、従来分割した鉄筋籠の接合毎に行っていた主鉄筋のジョイント作業を省略して鉄筋籠の建込み作業ができる工法で、道路下や鉄道高架橋下等の低空頭に非常に有効な工法です。タイプA とタイプB の二つの工法があります。

    タイプA 現場組立方式

    タイプB 工場組立、現場伸展方式

  • 適用箇所


    1. 構造物基礎杭

  • 特徴及び優位性


    空頭に制限がある場合の杭の主鉄筋は、従来工法では機械式継手で接続するために、鉄筋籠建込みに長時間を要していました。本工法では、主鉄筋の継手がないので、従来工法と比較し短時間で鉄筋籠の建込みが可能となり、トータルコストの低減と施工性の向上が図れます。

    タイプA 現場組立方式
    1. 主鉄筋のジョイント作業がないため、鉄筋建込時間を短縮できます。

    2. 継手材料の削除、建込時間の短縮などにより、コストダウンを図ることができます。

    3. 建込装置は水平移動と昇降機能を有しており、低空頭や狭随な場所に適しています。

    4. 主鉄筋の高強度を生かして、場所打杭の高強度化、小径化を図ることができます。

    タイプB 工場組立、現場伸展方式
    1. 鉄筋籠を工場で組み立てるため、杭周辺に作業スペースを必要としません。

    2. 鉄筋籠の建込みは、縮小された籠を伸展するだけです。極めて短時間で、夜間のみでも施工が可能です。

    3. 建込み時間の短縮などにより、工期短縮、コストダウンを図ることができます。

    4. 建込み装置は水平移動と籠伸展機能を有し、低空頭や狭隘な場所に適しています。

    5. 主鉄筋の高強度を活かして、場所打ち杭の高強度化、小径化を図ることができます。

  • 施工実績


    1. 秋葉原駅改修他

    2. 渋谷駅改良他

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