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鉄道ACT研究会 鉄道建設改良技術の向上を目指して

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新バンナビー工法

JR東日本コンサルタンツ株式会社

株式会社山本建設

  • 技術の概要


    新バンナビーは、初期強度および長期強度を安定させるために特殊硬化材を配合した透水性が大きい鉄道用路盤材で、大きな重機を必要とせず容易に施工できるため、営業線の路盤置き換えなど短時間作業となる工事で需要が高い材料である。

    1. 一般的な鉄道路盤の置換工事では、路盤施工完了後から列車通過まで2.0 時間程度であり、所要強度は確保出来る。

    2. 材料特性

      1. 中位の砂程度の透水性を有し、経時変化が殆どない。
      2. 現地発生土と撹拌しないため、六価クロムの溶出がない。
      3. 細粒分を殆ど含んでいないため、凍上しにくい。

  • 適用箇所(主として鉄道用路盤材)


    1. 路盤の噴泥対策

    2. 軌道継ぎ目落ち対策

    3. 橋台背面等構造物接続部の不同沈下対策

    4. 横断管路等線路下埋設物の埋戻しに対する沈下対策

    5. 踏切版下路盤の強化対策

    6. 工事桁支承部の基礎構築

    7. 軌道近接部の土留杭撤去等による路盤の緩み対策

    8. 列車の高速化・高密度化による路盤の劣化対策

  • 特徴及び優位性


    1. 鉄道路盤としての所要強度を短時間(2 時間程度)で確保出来る。

    2. 大きな重機を必要とせず、営業線での短時間作業に適している。

  • 施工実績


    1. 国道20 号新宿駅構内改修他工事(工事桁基礎・横断管路埋戻し))

    2. 仙石線陸前高田~松島海岸駅間こ道橋工事(路盤置換))

    3. 横須賀線武蔵小杉新駅設置工事(深礎杭頭部埋戻し))

    4. 京成金町線高砂駅高架化工事(切換部路盤改良))

    5. 山手線品川駅部改良関連工事(横断管路埋戻し・路盤置換))

    6. 東海道線岩間川橋梁改良工事(桁撤去時路盤新設))

    7. 埼京線板橋駅構内電留線新設工事(路盤置換)

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