新技術紹介

計測工 … マトリックス式変位自動計測システムHyPoS(Hyper Positioning System)

大成建設株式会社
東日本旅客鉄道株式会社

技術の概要

HyPoSは、市販の自動追尾型トータルステーション(TS)を接続するだけで、内蔵されたマトリックス演算処理機能により、簡単に、100m先の測点の三次元変位量を1mmの精度で、自動的に測定できるシステムです。

マトリックス演算では、TSの設置架台に日射等による微妙な傾斜や変位が発生しても影響されず、高い測定精度を維持できます。
システムは、マトリックス演算処理と各種補正計算、TS本体やシェルターの制御および計測データを出力するHyPoSの他に、TSを防護・収納するTSシェルター、同一視野内に複数個の測点がある場合の対策としてHyPoSシャッターがオプションとして用意されています。

技術の概要

適用箇所

近接工事における構造物の変状測定、地すべり監視など。

特徴及び優位性

・精度の向上
マトリックス演算処理により、100m先の測点の変位量を1mmの精度で測定できます。
・情報量の強化
従来の種々の変状測定では1次元の変位情報でしたが、本システムでは同時に三次元の変位情報が得られます。

安定性の確保
振動、気象等の影響を補正し、測定データの安定性を確保しています。

施工性の向上
従来の変位測定では、測点側に計測装置を設置して管理室まで配線する必要がありましたが、本システムでは測点側にミニ反射プリズムを設置するだけで配線も不要です。

HyPoSシャッターの特徴
制御線の配線は4芯ケーブルで2kmまで延長可能で、シャッターへの接続は並列結線で行います。最大接続台数は8系統×31台=248台まで制御可能です。HyPoSシャッターを用いることで同一視野に2個以上の測点が存在してもTSを増設せずに対応できます。

トータルコストの低減
測点側には反射プリズム以外不要なので、測点が10数点以上になれば従来方法よりもトータルコストを低減できます。

施工実績

  • 代々木上原・梅ヶ丘間線増連続立体交差工事(H20.8)
  • 京成曳舟(H22.4)
  • 札幌市苗穂駅構内(H22.6)
  • 印旛沼渡河橋上部工工事(H22.8)
  • 札幌市苗穂駅構内(H22.6)
  • 印旛沼渡河橋上部工工事(H22.8)
  • 成田線佐原駅合築駅舎新設他工事(H22.8)
  • 北陸新幹線 富山駅高架橋工事(H22.8)
  • 府中347号線と京王線との立体交差化工事(H22.9)
  • 国土道路改築工事印旛沼利河橋下り線上部工 (H22.9)
  • 市川市菅野駅立体交差事業(H22.11)
  • 東中野駅ビル新築工事(H23.4)
  • 千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業工事(H23.9)
  • 東中野駅ビル新築工事(H23.4)
  • 第二東名設楽が原PA工事(H24.9)
  • 大塚駅南口ビル新築工事(H25.3)
  • 累積60現場  HyPoS累積110台