新技術紹介

山岳トンネル … 高品質トンネル覆工締固めシステム

前田建設工業株式会社
岐阜工業株式会社

技術の概要

トンネルの覆工は、必要な強度を有すると共に、永くトンネルの安定を保ち、亀裂、剥落、崩壊、漏水等を起こさないことが必要です。このような覆工コンクリートを構築するためには、コンクリートの締固めを適切に行う必要があります。しかし、トンネルの二次覆工コンクリートの締固め方法については施工部位毎に課題があり、コンクリートの品質に問題が生じるケースがありました。また、覆工コンクリートの締固め作業は狭隘部での苦渋作業という問題もあります。

そこで、高品質トンネル覆工締固めシステムでは、トンネル各部位毎に最適なバイブレータシステムを用いることにより課題を克服し、漏水のない水密性の高い覆工コンクリートの構築を可能としました。

◆ 高品質トンネル覆工締固めシステムは、大きく3つのシステムで構成されています。
 
(1) 側壁アーチ部コンクリート締固めシステム
  ・無筋コンクリートの場合 : 浮き付き棒状バイブレータによるコンクリート締固め
  ・鉄筋コンクリートの場合 : センサー付き棒状バイブレータによるコンクリート締固め


(2)トンネル天端部締固めシステム
  ・長尺棒状バイブレータによるコンクリート締固め


(3) 施工継ぎ目箇所の締固めシステム
  ・セントルに専用開口部を設置し、既製棒状バイブレータによるコンクリート締固め

技術の概要

適用箇所

トンネル二次覆工コンクリート

特徴及び優位性

従来方法では締固めが難しい箇所(天端部・施工継ぎ目箇所)も確実にバイブレータで締固めができます。

覆工コンクリートの隅々までバイブレータにより均一に締固めることができるため、高品質の覆工コンクリートを構築できます。

センサー付きバイブレータ、浮きバイブレータを用いることにより、覆工コンクリートの締固めを自動化でき、締固め作業の省人化・省力化が図れます。

覆工コンクリートの締固めを自動化できるため、狭隘な箇所での作業が無くなり、施工環境・安全性が向上します。

密実で高品質・高耐久の覆工コンクリートが構築できるため、将来のトンネル覆工の維持・補修費用の低減が図れます。

施工実績

  • 福岡市高速鉄道3号線梅林工区建設工事
  • 九幹鹿、小塚T他
  • 一般国道455号 (仮称)北山トンネル築造工事(天端部締固めシステムのみ)
  • 九幹鹿、筑紫T(河内)1(天端部締固めシステムのみ)
  • 一般国道45号両石トンネル工事(天端部締固めシステムのみ)
  • 都留バイパス都留第二トンネル工事(天端部締固めシステムのみ)
  • 東九州道(蒲江~県境)浦之迫トンネル北新設工事

他100以上(15.10現在)