新技術紹介

立体交差 … バックフレーム工法

東日本旅客鉄道株式会社
大成建設株式会社
植村技研工業株式会社

技術の概要

従来の函体けん引工法や函体推進工法では、けん引や推進のためのPC鋼より線を通すため、発進立坑から反力壁まで水平ボーリングを施工していました。そのため、地中障害物の存在が明らかな場合には、水平ボーリングの施工が困難という理由から、工法選定の時点で水平ボーリングを必要とする工法は除外されていました。また、水平ボーリング施工中に地中障害物が出現した場合には、障害物除去のために様々な方法が実施されていました。

バックフレーム工法は、これらを解決するため、上部防護パイプルーフ内にPC鋼より線を設置して、頂版から上部に偏心して作用するけん引力を、函体後部に設けた鋼製フレームを通じて函体に伝達する工法で

す。

技術の概要

適用箇所

函体けん引工法や函体推進工法による立体交差工事。

函体頂版部での水平ボーリング施工が地中障害物の存在などにより困難な場合。

特徴及び優位性

・適用範囲拡大
地中障害物の存在が明かな場合でも函体けん引工法、函体推進工法の適用が可能。

・コストダウン
水平ボーリングの施工費と函体背面設置の鋼製フレーム施工費との差額。施工条件、施工規模により変動するため比較検討が必要。

・施工性
羽口内部にけん引用PC鋼より線が無いため、切羽の確認をしながらの掘削が行いやすい。

・工期短縮
水平ボーリング作業に比較して鋼製フレーム設置の工期の方が短い。

施工実績

  • 弘前駅構内第二和徳こ道橋 施工規模 幅23.5m×高さ8.0m×長さ43.0m=8,084㎥
  • 国道330号線横断瑞慶覧連絡道路 施工規模 幅17.1m×高さ7.0m×長さ62.0m=7,421㎥