新技術紹介

橋梁 … リース桁を利用した工事桁工法

東日本旅客鉄道株式会社
西武建設株式会社
ヒロセ株式会社

技術の概要

線路下横断構造物を開削工法で施工する場合は、施工区間に工事桁を架設し、その直下で開削トンネルを構築することとなる。工事桁には、既存の財産桁を用いる場合と新規に製作する桁を用いる場合がある。財産桁は、桁のスパンやカント等の条件により異なるため必要な時期に必要な桁を確保することが難しく、製作桁は、製作費が高く、製作期間を長く必要としている。

本工法は、市場に流通している道路用リース桁(ポニー形式)を鉄道用の工事桁として使用するもので、主桁はリース桁の三角形ブロックの組み合わせを変えることによりスパンを自由に設定することができる。このため、本工法を採用することにより、工事桁全体を製作するより大幅にコストを削減できるとともに、製作期間の短縮が可能となる。

技術の概要

適用箇所

路下構造物を工事桁工法により構築する箇所(単線区間または線間に主桁を設置する余裕のある複線区間)

特徴及び優位性

下弦材と斜材2辺が組み合わされた三角形ブロック(3m)を連結していくことにより、多様なスパンに対応することができる。

床組みを構成する横桁と縦桁をボルト接合により連結する構造とした場合には、床組み部材を自由に分割運搬でき、現地にて組立てることが可能となる。

床組みのみを製作した場合では、製作桁に比べて大幅なコスト縮減(スパン24m、仮設期間15ヶ月で約40%ダウン)が可能となる。

施工実績

  • 羽越線神山・月岡間山倉川B改築工事桁(H14~H15)
  • 信越線妙高高原・関山間境沢Bv新設工事桁(H14~H15)
  • 奥羽線高畠・赤湯間第一吉野川B仮線橋りょう他(H16~H18)
  • 破籠井鷲崎線 立体交差工事(島原鉄道)(H18~H19)
  • 県道円座香南線バイパス整備工事に伴う琴平線古川橋梁新設工事(H19)
  • 両毛線富田・足利間32K350m付近大久保こ道新設工事桁(H19~H21)
  • 肥薩おれんじ鉄道牛ノ浜~薩摩大川間神之田架道橋新設工事(H20)
  • 篠ノ井線姨捨・桑ノ原間中沢橋りょう架替工事(H20~H21)
  • 弥彦線燕・燕三条間小高井こ道橋改築(H21~H22)
  • 羽越本線京ヶ瀬・水原間新屋安野川橋りょう改築(H22~H23)
  • 高松琴平電鉄 県道上町志度線道路改良工事(H24~H25)

施工実績