新技術紹介

高架橋・橋梁 … 高密度配筋柱工法

東日本旅客鉄道株式会社

技術の概要

線間やホーム上に構築する柱においては、限られたスペースを有効活用するため柱径のスリム化が求められています。現行の設計標準等ではRC柱の径を低減できず、極厚CFT柱が用いられてきました。しかし、極厚鋼管は特注品となり工費や工期が増加します。
これに対し本工法は、現行設計標準等におけるRCの適用範囲(最大軸方向鉄筋比6%)を上回る量の軸方向鉄筋を多段に束ねて設置し、これを帯鉄筋で補強することによって、柱径を抑え、さらに耐力・変形性能の向上を実現させる工法です。この工法を用いることにより、コストダウン、工期短縮が可能となります。また、この工法は、線路内等の狭隘箇所の柱のほか、アーチ橋・ランガー橋の吊材などの柱状構造物にも使用可能で す。

技術の概要

適用箇所

線間などの狭隘箇所に構築される高架橋等の柱、並びにアーチ橋・ランガー橋の吊材等の柱状構造物

特徴及び優位性

所所要の耐力を満足する直径の小さなRC柱の設計が可能です。      
建築限界に余裕の少ない線間等では、型枠として薄肉鋼管を使用することが可能です。
極厚鋼管を用いたCFT柱に比べ、材料費で約50~80%程度コストダウンが可能です。
現行基準のRC柱より変形性能を向上させることが可能です。
流通の安定した材料を使用しているため、工期の確保が容易となります。
充填材としてモルタルを使用します 。

施工実績

  • 東北本線上北町・乙供間天間川橋りょう アーチ橋吊材

設計資料

高密度軸方向鉄筋をスパイラル鉄筋で補強したRC柱の交番載荷実験;土木学会論文集,
E2(材料・コンクリート構造)Vol.68,No.1,93-105,2012

鉄道構造物等設計標準・同解説(コンクリート構造物)

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